短歌

影法師 昨日が明日から きみを呼ぶ 光る風文に 時を託して

エッセイ

道を歩いているとき

ふと自分の大切な原風景が

風の薫りとともに、浮かび上がってくる時があります。

やわらかな陽差しが草木を包み

みどりに萌ゆる息吹が風となるとき

時空を超えた記憶の世界が

おぼろげな風景を文に綴り

どこからともなく、幻のように現れるのです。

あのときも影法師が

ぼんやり、映っていました。

わたしにとっての本当の幸せを

近くて遠く、傍にして遥かな窓から

見守ってくれているのでしょう。


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