短歌

北風に
童の唄声
奏で逢う

春は名のみぞ
風の寒さや

3月も過ぎ
やわらかな息吹が萌え出づる刹那
冷たき北風が頬を刺す

肩を丸め
地に潜るように歩を進めると

尖った木々を突き抜けるように
童の歌声がした

若き生命は希望に燃え
白き景色に鼓動を潤し
間もなくの香りに
われを誘う

春は名のみの
風の寒さや

谷のうぐいす 
歌は思えど

時にあらずと 
声もたてず

時にあらずと 
声もたてず

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